3月議会が閉会しました

昨日、3月議会が閉会しました。水道料金の引き上げ改定については、給水人口が減り、新規大型工事もあり、引き上げも止む得ない部分もあるのですが、このコロナ禍、せめて時期を延期するよう求めましたが、採決の結果、賛成多数で採択されてしまいました。今年、7月より、一般家庭では22・6%の引き上げになります。料金改定後は、県下で5番目に高くなります。

一般質問には、議長を除く7人のうち5人が立ち、保育士の処遇改善、重伝建の取り組み、ふるさと納税、旧海部病院の利用状況などについて質しました。私は、地震津波対策、ゴミ処理について質問させていただきました。以下、質問原稿を紹介します。

2点について質問させていただきます。最初に地震津波対策についてお伺いいたします。この件については、これまで他の議員さんからも様々な角度から質問されてまいりましたが、引き続き、わが牟岐町にとって重要課題であることは間違いありませんので、少しでも被害を少なくするという観点から質問させていただきます。
 大昔には、地震や津波が起これば神様が怒ったとか、大ナマズが暴れたと信じていた人も多かったようですが、科学の進歩により、現在では、そのメカニズムがはっきりしてまいりました。人間の感覚ではわかりませんが、GPSを使った調査で、爪の伸びる速さと同じくらいの速度だと言われておりますが、陸側のプレートに海側のプレートが潜り込むような形で動いており、そこに、一定のエネルギーが蓄積し、陸側のプレートが一気に跳ね上がると、それが、地震や津波の原因になるわけでありますが、残念ながら、その時期が何時になるかは、現代科学においても明らかには出来ません。したがって、発生確率と表現するしかないわけでありますが、その時期が確実に近づいていることは間違いありません。
 1946年(昭和21年)12月21日、終戦の翌年になりますが、牟岐町には、南海地震発生により、5mの津波が押し寄せ、家屋の流失109戸、倒壊265戸、船舶の流失91隻、田畑の流失40haなどの被害を受けました。そして、52人の方々が尊い命を奪われました。亡くなった方々の命を無駄にしないためにも、我々は、あの災害から、しっかり教訓を学び生かさなければなりません。我々が教訓とすべきは「立っていられないような地震があれば、津波の襲来があるとし、直ちに高い所に逃げること」、そして、地震の発生自体は止めることは出来ないので、「被害を極力少なくするため、普段出来るだけの準備をしておく」と、言うことに尽きるのではないかと思います。

以下、2021年(令和3年)2月に作成された牟岐町防災計画の資料を参考に質問させていただきます。
まず、災害想定ですが、南海トラフを震源とする地震規模をマグネチュード9・0とすると、本町での想定震度は最大7。その結果として、建物倒壊・焼失棟数は、2300棟。建物半壊は320棟。死者は、時期・時間によって違いますし、あくまでも最悪の場合だと思いますが、810人から1000人とされています。そして、上水道、電力、電話、道路、鉄道などのライフラインが大きな被害を受けることになります。

このような事態になれば、当然、スイッチを入れても電気がつかない。電話は通じない。道路は瓦礫で埋まり、火事になっても消防車は来ない、怪我人がいても救急車は来ないということが容易に想像できます。時間の経過とともに、他県、他町からの支援はあると思いますが、東日本大震災に比べても、余りにも被害面積が広いため、しばらくの間は、他からの支援は期待出来ないと考えておくのは当然でありますし、自助・共助で乗り切らなければならない期間が長く続くことが予想されます。
 もちろん、地震・津波発生時は、役場職員も含め、消防署職員のみなさんも、自らの命最優先で、避難しなければなりませんが、一旦落ち着けば、気の遠くなるような仕事が待っています。特に、人命救助、消火など特殊な技能をもつ消防署職員のみなさんの果たすべき役割は大きなものがあると思います。ただ、想定されているような津波が押し寄せれば、現在の海部消防組合本部、牟岐出張所は、壊滅的な被害を受けることは避けられず、災害後、仕事が山積しているにも関わらず、災害復旧どころか、日常業務にさえ支障が出ることは容易に想像出来ます。一刻も早く、建物はもちろん、様々な機材、車両などを安全な場所に移転しておくべきだと思いますが、その計画があるのかどうかを最初にお伺いし、次の質問に移ります。
 事態が落ち着けば、避難者にとっては、たちまち何処で日々を過ごすのかということが問題になり、緊急避難場所から寝泊り出来る場所に移動するということになります。想定では、警報解除後当日は、避難所生活者数は2000人、1週間後は2100人、1か月後は、930人と想定されています。そして、必要な仮設住宅数は、840棟とされています。以前の議会で答えていただいたように、仮設住宅建設予定地は決まっているようですが、先にも述べたように、被害地域が広大なため、仮設住宅建設に必要な資材、人材が短期間に揃う保障はなく、早期の仮設住宅建設は無理だと考えておくべきです。もちろん、体育館や校舎など、寝泊り出来る場所は可能な限り避難所にしなければならないと思いますが、仮設住宅が完成するまでとなると、かなりの期間がかかると予想されます。しかし、だからと言って、学校施設などをいつまでも避難場所にしておくわけにもまいりません。東日本大震災の時も問題になりましたが、せっかく助かった命が避難生活のなかで失われていくという事態は何としても防がなくてはなりません。そこで、有効だと考えられるのがテントの活用です。
 幸い、現在、キャンプ用のテントが300張り、旧牟岐小学校の3階に備蓄されています。テントは、少々の面積があれば、簡単に設置出来ますし、ある程度のプライバシーは確保されますので、災害時、大いに役立つものだと考えます。ただ、備蓄されているテントは、4~5人用だということですが、実際は、荷物を置いたりするスペースも必要なので、2人用位と考えるべきで、そうなると、備蓄数をもっと増やしておく必要があるのではないでしょうか。また、コロナ感染が今後どうなるか分かりませんが、伝染病を防ぐという観点からも、過密を避けるため備蓄数を増やすべきだと考えます。さらに、考えておかなければならないのは、備蓄場所が、校舎の3階で、浸水する可能性がないとは言えない場所に備蓄されているということです。自主防災組織とも相談しながら、分散備蓄も考慮する必要があるのではと考えますが、見解をお伺いし、次の質問に移ります。

次に、ゴミ処理についてお伺いいたします。

牟岐町の重要課題のもう一つは、地球温暖化対策であります。地球温暖化の影響は、海水温上昇による漁業不振、豪雨災害の多発など、様々なかたちですでに現れており、パリ協定で確認された、平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1・5℃以内に抑えるというのは、達成出来なければ人類にとって取り返しのつかない事態になるという目標ですので、田舎の小さな自治体といえども、真剣に取り組まなければなりません。自治体の行う仕事で、地球温暖化効果ガス排出の最も多いのはゴミの焼却からであるとの認識から、今までのように単にゴミを集めて焼くというのは、今の時代にふさわしくないのではないか。処理方法、生ゴミの別処理等々、検討し直すべき時に来ているのではないかということで、今までも再三質問させていただいて来ましたが、改めてお伺いいたします。

最初に、以前の議会で、ゴミ処理施設の建て替え場所については、現地での建て替えが決定した旨の報告がありましたが、その後、処理方法についての検討結果は、どうなっているのかをお伺いし、次の質問に移ります。

次に、以前から、県内では、牟岐町での、住民一人当たりのゴミ排出量が多いこと、リサイクル率の低いことなどを指摘し改善を求めてまいりました。そこでお伺いいたしますが、現在、海部郡では、容器包装リサイクル法に基づき、ペットボトル、トレーなどのプラスチック容器包装廃棄物は、分別収集、再商品化がすすめられてきましたが、他のプラスチック使用製品廃棄物については、燃えるゴミとして他のゴミとともに燃やされて来ました。しかし、今回、海洋プラスチックゴミ問題、地球温暖化、海外諸国の廃棄物受け入れ規制の強化などを背景に、プラスチック資源の循環を促進する目的で「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が、今年の4月1日より施行されます。市町村としては、プラスチック使用製品廃棄物の分別基準を策定し、分別収集されたプラスチック製品廃棄物の再商品化が可能となります。報道では、政府も、費用増加分の一部を交付税措置するとのことであります。海部郡衛生処理組合としてもゴミの減量・再資源化、温暖化対策として検討しなければならない課題だと思いますが、分別方法の変更等協議の状況をお伺いし、次の質問に移ります。

次に、生ゴミの別処理についてであります。生ゴミの別処理は、ゴミの有効利用、焼却ゴミの削減、温暖化対策に繋がることであり、検討すべき課題であります。徳島新聞の報道では、佐那河内村では、土壌中の微生物で生ゴミを処理する「キエーロ」を製造し、安価で住民に販売しているそうです。簡単な構造であり、効果もあることから徳島市、小松島市では、モニターを募り、今後の施策に生かすということであります。本町の場合、以前の議会で担当課長から答弁があったように、平成7年から13年度にかけて生ゴミ処理容器、処理機の補助事業がありましたが、今は、ありません。あれからかなりの年月が経っておりますし、今の社会情勢を考えれば、再度検討する時期に来ているのではないかと思いますが、どのようにお考えかお伺いし、質問を終わります。

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