9月議会が終りました

本日、9月議会が終りました。議員1名が寝坊で遅刻するハプニングがあり、5分遅れの9時5分からの開会となりました。議員生活14年で初めての出来事でした。

9月議会は、報告1件、議案19件(決算認定7件、議員提案2件を含む)で、決算認定は、行政常任委員会に付託しましたので、議案が少なく12時10分過ぎに閉会しました。

補正予算で主なものは、海部病院敷地や避難広場造成に係る測量設計、土地購入、立木補償費などで370,484千円を追加し、歳入歳出総額を3,972,946千円としました。

一般質問には、防災対策、障害者支援など、4名が質問しました。私は、防災対策、町活性化、イジメ対策について質問しました。質問原稿から紹介いたします。

3点について質問させていただきます。最初に防災対策についてでありますが、要援護者への避難対応に限った質問をさせていただきます。8月29日、内閣府は東海沖から四国沖にかけての南海トラフ沿いで巨大地震が発生した場合、徳島県で最大3万1千人、全国で32万3千人が死亡するとのショッキングな被害想定を公表しました。そして、徳島県では、亡くなる方の8割は津波であること。また、高知県の黒潮町には最大34m、本町では15mの津波の襲来が想定されるという事であります。町民のみなさんからは、「これはもう、どないしてもあかんわ」とか、「私は、足が不自由で逃げられんけんあきらめとんよ」などの声が聞こえてきます。

数字が一人歩きして困るわけでありますが、今回発表されたのは、冬の深夜に最大級の地震と津波が起こったと仮定したケースであって、しかも、すぐに避難する方が2割、いろいろ準備をしてから避難する方が5割、津波が来たのを見てから避難する方が3割としての数字であります。したがって、今後の取り組みいかんによっては、被害者を少なく出来るということであり、そうしなければならないということであります。

昨年の3,11東日本大震災のあと、マスコミによる震災時の生々しい映像がながされたり、防災関係の報道が多くなったということも影響していると思われますが、町民のみなさんの防災に対する関心が一段と高まっております。避難道の整備や避難場所の整備、備蓄食料など、自主防災組織や町内会での取り組みが活発になってまいりましたし、各地域からの行政に対する要望も強まっているのではないでしょうか。また、防災意識の高まりとともに、「いざという時は何をおいてもまず安全な所に逃げる」ということが町民のみなさんの共通の認識になってきたのではないでしょうか。先日、鳴門の防災訓練の模様がニュースで流れていましたが、消防団においても、団員自らと家族の命を守ることを最優先にし、避難を呼びかけながら逃げるということを団の方針としているそうであります。ここで、我々が真剣に考えなければならないのは、避難したくても避難できない方々に対する対応であります。

「釜石の奇跡」で有名になった群馬大学の片田教授の教えである、「率先避難者たれ」「最善を尽くせ」「想定にとらわれるな」は、今回の震災の大きな教訓として、全国で定着し、いろいろの形で活かされつつありますが、要援護者といわれる方々にも、あきらめないで避難するために最善を尽くして欲しいと思いますし、行政も、大変難しい課題ではありますが、犠牲者を少しでも少なくさせるために最善を尽くして欲しいとの思いで質問させていただきます。

まず、最初に要援護者の状況であります。高齢者とか障害者、言葉の分からない外国人など、避難が自力では困難な方々などを要援護者あるいは災害弱者などという言い方をするわけでありますが、昨年6月議会で一山議員への答弁において、住民福祉課長は、「台帳は作成済み」だと答弁しております。それ以上の答弁がなかったので改めて質問させていただくわけであります。台帳の中身は時間の経過とともに変化するものですが、現時点で牟岐町には要援護者といわれる方は、何人おられるのでしょうか。また、在宅、施設入所の内訳はどうなのでしょうか。次に、その内、施設管理者、家族、近所の人などの助けにより、避難の目途がたっている方、避難体制が整っているのは何人ですか、お伺をいたします。

次に、避難場所として近所の丈夫な建物の活用についてであります。以前にも提案したことがありますが、震災時、要援護者が町の指定した避難所に避難できれば一番良いわけでありますが、高齢者や病気、障害により歩行が困難な方が、あまり避難所に避難することにこだわりすぎるとかえって犠牲者を増やしてしまう場合が考えられます。今回の想定では、牟岐町には最短で1mの津波が9分後に、3mは14分後に、5mは17分後に到達すると想定されています。数10cm浸水するだけで、元気な人でも歩行が出来なくなるわけでありますから、余り時間的余裕がないわけであります。そこで、無理をして遠い避難所に行くより近所の丈夫な建物に避難するのも一つの方法ではないか、そのための用意も必要ではないかということであります。もちろん、15mの津波が来れば、牟岐町の場合、海際のほとんどの建物は水没してしまいますが、しかし、実際には、5mかもしれないし10mかもしれないのです。コンクリートづくりの2階や屋上に避難して助かる可能性もあります。犠牲者を少なくするために現時点で考えられる「最善を尽くす」ということであります。もちろん、そのためにはお隣同士、あるいは町内会や自主防災組織などでの十分な話し合いが必要なのは言うまでもありませんが、町当局としても、関係者にこのような提案を積極的にすべきだと思いますがいかがでしょうか。また、今回の想定の中で、避難ビルの活用が強調されております。本町議会で避難ビルという言葉は聞いた覚えがありませんし、田舎の牟岐町では、ビルといってもなじみのない言葉でありますが、じつは、昨年6月と10月に国土交通省のおこなった「津波避難ビル等に関する実態調査」に対し、牟岐町は、指定数として6月には13棟、10月には14棟と回答しています。この避難ビルというのは、私の質問の中で使わせていただいた丈夫な建物と同じ意味で使われているのではないかと思いますが、回答した、避難ビルというのは何処のことでしょうかお伺いいたします。

最後に、外国人に対する避難対策であります。本町に外国人が何人いて、言葉が分からない人がどれだけいるのか分かりませんが、確かに、言葉が分からなければ、避難を呼びかけても理解できないわけですし、字が読めなければ標識の意味も理解できませんので特別の対策が必要になります。もちろん避難訓練にも参加していただく必要もあります。このような方々にはどのような対応をしているのかお伺いして次の質問に移ります。

本町の活性化についてお伺いいたします。地方自治法第一条には、地方自治体の役割として住民の福祉の増進が掲げられております。一言で言えば、住民のみなさんの幸せのために仕事をすると言うのが、自治体の仕事であります。そして、その責任者は町長であります。町長は、昨年4月、町長就任以来、町の活性化を課題の一つに掲げ今日まで努力されてきましたし、19日の今議会開会にあたっての所信の中でも、町活性化の決意を改めて述べられました。

今議会に補正予算として提案されている海部病院敷地や避難広場の造成、急傾斜地崩壊対策事業、コミュ二テイーセンターの雨漏り対策、商品券発行補助金などなど、住民のみなさんの幸せと、本町活性化に繋がる事業として提案されたものとして受け止めております。福井町長に限らず、歴代の町長は、その時々、考え方ややり方には違いがあったかもしれませんが、町民のみなさんのために、その人なりに町活性化のために頑張ってこられたと思います。ただ、それで良かったのか、足りないものがあったのではないかという思いが、私自身の反省も含めてあります。活性化のための予算をつけるのは町当局と議会の仕事ですが、「まちづくりは人づくり」と言う言葉があるように、実際に活性化のために頑張っていただくのは町民のみなさん方です。町民のみなさん方の立ち上がりがなくて町の活性化など出来るはずがありません。もちろん、職員のみなさんにも頑張っていただかなくてはなりませんが、これまで牟岐町を支え、守ってこられた方々に対し、町として、いままで余りにも感謝と激励の気持ちを伝えることが少なかったのではないでしょうか。また、本町貢献の働きに対し光を当てるということが不十分ではなかったでしょうか。

議会開会日に町長は、牟岐町の美しい景観の話をしていましたが、昨日、早朝から老人会の方々が、町内あちこちで清掃活動をしてくださいました。大変ありがたいことです。知っている方は少ないかもしれませんが、早朝、暗いうちから駅前付近を清掃していただいている方々もおいでます。また、ある職場の方々ですが、少し前の日曜日に国道沿いのゴミ拾いをしていただいていました。無線局に通じる道の清掃をしてくださっている方もおいでます。清掃を一つの例として挙げさせていただきましたが、他にも交通事故で片足を無くしたけれども義足をつけて、夫婦で励ましあいながら懸命にリハビリに励んでおられる方もおいでますし、社会体育の指導員として長年頑張っておられる方々、公民館サークルでお世話されている方々、それぞれの職場で頑張っておられる方々など、本町には、いろいろの分野で頑張っておられる方々が沢山がおいでます。これらの方々の頑張りがあってこそ本町が成り立っているということ、そしてこれらの方々にもうひと頑張りしていただかなければ牟岐町の活性化はないということを再認識すべきであります。

人は他人の頑張りを知れば、それを励みに頑張れるものです。またそのことを通じて絆も生まれます。その輪が大きくなれば地域全体の絆が深まり活性化にも繋がります。

具体的には、広報むぎ、町ホームページなどで、自薦する方は少ないと思いますので各課、町民のみなさんからの推薦などで、本町発展に貢献してくださっている方の紹介する場を設けたらどうかという提案であり質問であります。もちろん人に知っていただくために頑張っておられるのでないだろうし、固辞される方も多いとは思いますが、是非、この趣旨を理解いただき、協力していただいたらと思います。

次にいまの質問に関連いたしますが、牟岐町表彰規程の運用についてであります。この規程は、「町の行政振興に寄与し、又は、衆人の模範と認められる行為があった者を表彰し、もって町自治の振興を促進することを目的とする」もので、町の公益事業に尽力し、その功績が顕著なもの。町民の模範となる善行をし、衆人が認め得る者などを対象に個人、団体を表彰し、その功績に応じた記念品を贈呈するものです。選考委員会は副町長、教育長、各課長などで構成するものですが、いままで縷々述べてきたように、本町発展のために貢献してこられた方を正当に評価し、表彰することは、本人にとっても、周りの人にとっても励みになりますし、それが本町の活性化に繋がっていきます。この規程が設けられてからまだ日が浅いわけでありますが、対象者は沢山おいでるようですし、しっかり運用していただきたいと思います。今日までの運用状況はどうだったのかお伺いし、次の質問に移ります。

次に、イジメ対策についてであります。文科省の調査によりますと、昨年度、学校側がいじめを把握した件数は全国で約7万件。前年度より1割、7400件減ったそうであります。ただ、昔と違って、携帯やインターネットを使った陰湿なイジメモもあるようで、実際に減ったかどうかは分からないとしています。学年別では中学校1年生が1万5千件で一番多く、昨年度、自殺した小中高生は、前年度より44人増え200人で過去25年間で最悪の事態だったということであります。

本町の場合はどうでしょうか。今年の3月、中学校の卒業式に出席させていただきましたが、式のあと、真っ赤に泣きはらした顔で子ども達がワイワイ楽しそうに記念写真を撮っているのを見て、このクラスは、みんな仲が良かったんだな~、こんなクラスだったらイジメなんかないだろうな。やっぱり田舎の学校は良いな~と思いながら帰ってきた記憶があります。ただ、この間の全協では、議員から、娘がイジメられていた。イジメの相談を受けて教育長と話し合いをしたことがあるなどの話が出ました。実はその後、私も、中学生時代にイジメにより不登校になり結局高校に行かず、いま大検の試験を受けるために勉強している青年がいることを知りました。

少人数で、しかも田舎の学校でも、今の時代イジメはあると考えていたほうが正解かもしれません。もちろんこの問題は、今に始まったことではありませんし、学校や先生方も十分注意していただいていると思いますし、対策も考えていただいていると思います。ただ、イジメは、教師や大人の目に付くところではやられないということで、明らかになった頃には、重大な事態になっているなどということになりがちです。またイジメは、イジメる子と、イジメられる子だけでは成り立ちません。イジメをはやしたてる子、見ても見ぬふりをする大多数の子がいて成り立つものです。したがって、イジメは、一部の子どもたちの問題ではなくクラス全体の問題、地域社会、社会全体の問題として捉えなければ解決できない問題だと思います。

したがって、この問題を教育長だけに質問するというのも変な気がしますが、現場に一番近い所にいるのが教育長だということで質問させていただきます。本町学校におけるイジメの現状と今後の取り組みをお聞きして質問を終ります。

要援護者として登録されているのが67名、そのうち避難体制が整っているのはたったの2名。地域で話し合うなどして、早急に対策を考えないと助かる命も助けられません。

表彰規程の運用については、総務課長も前回は何時だったのか記憶がないとか。大事なことを行政は怠って来てたってことです。社会貢献に光を当てることについては、すぐにでもやりたいとのことでした。

本町小中学校では、現在のところイジメの報告はされていない。小さいイジメも見逃さないようにしたいとのことでした。

オスプレイ配備と低空飛行訓練の中止を求める意見書を提案し全会一致で採択されました。

オスプレイ配備と低空飛行訓練中止を求める意見書(案)

 

本議会は、米軍戦闘機の低空飛行訓練に関し、住民の命と暮らしを守る立場から過去にも低空飛行訓練の中止を求める意見書を関係機関に提出してきた。

しかし、その後の事態は依然として変わりなく、相変わらず米軍による低空飛行訓練が続けられている。特に、本町上空を含む海部郡上空は、米軍によりオレンジルートと呼ばれる訓練空域に勝手に指定され、低空飛行訓練が集中してやられている。

航空法により、人口密集地上空での飛行については300メートル以上、それ以外では150メートル以上と定められており、1999年の日米合同委員会において米側もその制限高度を守ることに合意している。しかし現実は、轟音とともに住宅地上空を超低空で飛行する米軍戦闘機が全国各地で目撃されており、住民から不安の声が寄せられている。

こんな中、沖縄に配備が計画されている米軍新型輸送機MV22オスプレイがオレンジルートでの低空飛行訓練を行うことが明らかになった。オスプレイは米国内で「未亡人製造機」と言われるほど開発段階から事故が多いことで知られている軍用輸送機であり、日本では当たり前のエンジン停止時、安全に着陸できるオートローティション機能を有していない。また、米軍の訓練計画では夜間も含め地上60m~150mの超低空飛行訓練が予定されている。

したがってオスプレイは、安全面でも日本の空を飛ぶ資格を有していない航空機であると言えるし、計画されている低空飛行訓練は、最初から日本の国内法を無視しなければ成り立たないものである。従来の米軍戦闘機低空飛行訓練に加え、日本の法律、日米合意を無視した超低空飛行訓練を前提とするオスプレイの配備と訓練は、住民の命と暮らしを守る立場から到底容認することは出来ない。

よって、本議会は、政府に対しオスプレイの配備と低空飛行訓練の中止を米国政府に強く求めるよう要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成24年 9月  日

徳島県海部郡牟岐町議会

提出先

内閣総理大臣 外務大臣 防衛大臣 内閣官房長官 衆議院議長 参議院議長

9月議会が終りました」への2件のフィードバック

  1. 議会活動、 ご苦労さまでした。

    主張される事の 大意 については納得できますが、
    勿論、 全てとは言えません。

    「リスクの無い所に、 リターン無し・・・」の如く、
    津波やオスプレイに関しては、 避けられないリスクを犯しても
    求めねばならぬと思える物が、 いっぱい有ると考えられます。

    「生命第一」 の言葉は否定できないけれど、
    時としては、 命を惜しむと生きられない・・・・

    津波に遭遇すれば、 逃げられないでしょう ・・・ !

    また、 どんな条件でかち合うのかは、 想像の枠を超えている、
    助かれば儲けもの、 と観念してそこに暮らしているのが現実だから。

    オスプレイだって、 危険と戦争のシーン を表に出した議論は多いが、
    有事の際には、 救・援護 の面で大きく活躍しそうだし、
    更なる進歩へのワンステップ に過ぎません。

    活性化の件で、
    ボランティアの町内マップ作り、 への提言をされた事に同調致します。

    •  何時もコメントありがとうございます。「リスクのないところにリターンなし」、なるほどと思うこともあるけれども、少し違うな~と思うこともあります。オスプレイを例にあげておられるので、そのことで言うと一昨日でしたか、「たけしのTVタックル」でオスプレイに関する議論の中で元自衛隊の幹部が、「アメリカ軍は日本を守るためにいるんじゃない」と発言しました。本音を言ったなという気がしましたが、元々、海兵隊というのは海外に対する殴りこみ部隊ですから、日本の防衛なんて元々想定にはないのです。表向きはそんな事は言いませんけどね。
       日本政府は、アメリカの言うままオスプレイの「安全宣言」をしましたが、日米合意が抜け穴だらけだから、岩国では早速、住宅上空での訓練が始まっているではないですか。何処の政府かと言いたいです。まるで、何でも言うことを聞かされているイジメられっ子みたいではないですか。
       毎日のようにマスコミから殺人事件が報じられています。警察は事件の捜査をし、裁判所は犯罪者を罰します。学校は、子どもたちに社会性を学習させます。誰もが殺人など犯罪のない社会を願っているからです。 片方、日本の空を人殺しの訓練のためにオスプレイを公然と飛ばさせます。こんな矛盾した社会はないですね。おかしいことはおかしいと主張すべきだと思います。
       おっしゃるようにいざという時は、オスプレイが救・援護に活躍する場面があるかもしれません。というか、そうさせなければなりません。自衛隊が、災害時活躍するようになりました。しかしこれも、自衛隊を国民と融和させる戦略としてはじめたものです。日本には「軍隊はいらない、憲法を守れ」という運動があってこそ、災害援助に乗り出すようになったということです。したがって、リスクが自然にリターンになるのではなくて、その過程には、国民の粘り強い運動が根底にあるということを認識すべきではないでしょうか。

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